「自分はまだ健康だから大丈夫」
「多少疲れやすくなったけど、年齢のせいだから仕方ない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は2026年7月に発表された研究で、自分が思っている健康状態と、実際の日常生活での身体機能とのズレが、将来の健康リスクと関係する可能性が報告されました。
今回は、千葉市・西千葉のパーソナルジム「ウェルビーイング」が、健康寿命と自己認知の関係について、わかりやすく解説します。
2026年の研究でわかったこと
2026年7月、医学・公衆衛生分野の学術誌『BMC Public Health』に、中国・イギリス・アメリカの高齢者を対象とした研究が発表されました。
この研究では、60歳を超える人たちのデータを使用して、
- 自分自身をどのくらい健康だと思っているか
- 日常生活の動作にどのくらい困難があるか
- その後の認知機能や精神的な健康、死亡リスク
などの関係を調べています。
その結果、日常生活に支障があるにもかかわらず、自分の健康状態を非常に良いと評価していた人たちは、その後の認知機能低下や抑うつ、死亡のリスクが高い傾向にありました。
つまり、「自分は健康だと思っている」という感覚だけでは、身体の状態を十分に把握できていない場合があるということです。
ただし、これは関連性を示した研究です。自分の身体への認識を変えれば健康寿命が延びる、と証明されたわけではありません。
自己認知とは?
自己認知とは、簡単にいえば「自分自身の状態を理解すること」です。
身体について考えるなら、
「以前と比べて疲れやすくなった」
「階段を上るのが少し大変になった」
「以前より長い時間歩くことがつらくなった」
このような身体の変化に気づくことも、自己認知の一つと考えられます。
大切なのは、必要以上に自分の身体を悪く評価することでも、反対に何でも大丈夫と思い込むことでもありません。
今の自分の身体がどのような状態なのかを、できるだけ正確に理解することです。
なぜ自分の身体を知ることが大切なのか?
身体の機能は、必ずしも急激に低下するわけではありません。
日々の生活の中で、少しずつ変化していくこともあります。
例えば、以前は気にならなかった動作が負担になっていても、無意識に動き方を変えることで対応している場合があります。
そうした変化を見過ごしてしまうと、身体の状態を見直すきっかけも少なくなってしまいます。
一方で、自分の変化に気づくことができれば、生活習慣や運動の方法を見直すきっかけになります。
もちろん、身体の変化に気づくことだけで病気を予防できるわけではありませんが、健康管理を考えるうえで大切な視点です。
40代・50代から意識したい身体のチェックポイント
今回の研究は主に高齢者を対象としたものですが、自分の身体に関心を持つことは、40代・50代からでも大切だと考えています。
例えば、次のようなことを意識してみてください。
- 以前と比べて階段の上り下りはどうか
- 歩くスピードや歩ける距離は変わっていないか
- 椅子から立ち上がる動作が大変になっていないか
- 日常生活で疲れを感じる場面が増えていないか
- 身体を動かしたときに痛みや違和感はないか
これらは病気を診断するためのチェックではありません。
大切なのは、他人と比較することではなく、以前の自分と今の自分を比べることです。
気になる症状が続く場合は、医療機関で相談することも必要です。
パーソナルトレーニングで大切にしたいこと
パーソナルトレーニングというと、筋肉を鍛えたり、ダイエットをしたりするイメージが強いかもしれません。
もちろん、それらも大切です。
しかし、ウェルビーイングでは、ただ運動をするだけでなく、現在の身体の状態を把握することも大切にしています。
例えば、姿勢や身体の動かし方、関節の動き、日常生活で負担を感じる場面などを確認しながら、一人ひとりに合わせた運動を考えていきます。
自分では気づきにくかった身体の特徴を知ることが、運動の取り組み方を見直すきっかけになるかもしれません。
まとめ|健康寿命のために、まずは自分の身体を知ることから
2026年の研究では、自分が認識している健康状態と日常生活の身体機能との間に大きなズレがある人は、その後の健康リスクが高い傾向にあることが報告されました。
ただし、この研究だけで「自己認知を高めれば健康寿命が延びる」と断言することはできません。
それでも、健康について考えるときに、自分の感覚だけではなく、実際にどのくらい身体を動かせるのかを確認することは大切です。
身体を鍛えることと同じように、自分の身体を知ることにも目を向けてみませんか?
千葉市・西千葉のパーソナルジム「ウェルビーイング」では、40代・50代の女性の方や運動に不安のある方にも、それぞれの身体の状態に合わせたパーソナルトレーニングをご提案しています。
健康維持や姿勢改善、身体の機能改善に関心のある方は、お気軽にご相談ください。
【参考文献】
Hu X, et al. (2026). Multinational cohort study of health perception mismatch trajectories and risks of cognitive decline, depression, and mortality. BMC Public Health.
