肥満になると足裏の感覚が鈍くなる?体重と姿勢・バランスの意外な関係|西千葉のパーソナルジム

「最近、体重が増えてきた」

「以前より身体がふらつきやすくなった」

「姿勢が悪くなった気がする」

こうした身体の変化には、筋力だけでなく「足裏の感覚」が関係しているかもしれません。

実は、肥満と足裏の感覚の低下には関連があることが、複数の研究で報告されています。

今回は、足裏の感覚と姿勢・バランスの関係について、科学的な研究をもとにわかりやすく解説します。

足裏は身体のバランスを保つためのセンサー

私たちの足裏には、圧力や接触などを感じ取る感覚受容器が存在しています。

例えば、立っているときに体重がつま先側にかかっているのか、かかと側にかかっているのか。

こうした情報を脳に伝えることで、身体のバランスを保つ働きをサポートしています。

つまり、足裏は単に体重を支える場所ではなく、身体の状態を脳に伝える重要なセンサーでもあるのです。

肥満になると足裏の感覚が低下する?

2014年に発表された研究では、肥満者19名と非肥満者20名を比較しています。

その結果、肥満者では次のような傾向が確認されました。

  • 足裏の感覚が鈍くなっている
  • 立っているときの身体の揺れが大きい
  • 足裏の感覚と身体の揺れに関連がある

また、2016年に成人女性203名を対象として行われた研究でも、年齢やBMIが高くなるほど、足裏の感覚が低下する傾向が報告されています。

さらに、2020年に発表された14研究・計506名を対象としたシステマティックレビューでも、肥満と足底感覚の低下、姿勢の安定性との関連が示されています。

ただし、これらは主に関連性を調べた研究です。体重増加が直接の原因であると証明されたわけではなく、肥満の方全員に感覚の低下が起こるわけでもありません。

足裏の感覚が鈍くなると何が起こる?

私たちが安定して立ったり歩いたりするためには、筋力だけでなく、足裏・目・内耳などからの感覚情報を脳が適切に処理する必要があります。

足裏からの感覚情報が低下すると、身体の傾きや床との接触状態を把握しにくくなり、バランスを保つことが難しくなる可能性があります。

そのため、姿勢や歩き方を考える際には、筋肉の強さだけでなく、身体がどのような感覚情報を受け取っているかも重要です。

ダイエットでは体重だけでなく身体の機能にも注目

ダイエットというと、体重を減らすことや筋肉を鍛えることに意識が向きやすいものです。

しかし、健康的に動ける身体を目指すのであれば、体重だけでなく、バランス能力や身体の感覚にも目を向けたいところです。

例えば、

  • 足裏のどこに体重がかかっているか感じてみる
  • 安定した環境でゆっくり重心を移動させる
  • 身体の状態に合わせてバランストレーニングを行う

といった取り組みが考えられます。

ただし、これらの運動で肥満に伴う足底感覚の低下が必ず改善するというわけではありません。

また、足裏のしびれや明らかな感覚低下が続く場合には、糖尿病や末梢神経の問題などが関係することもあるため、医療機関での確認が大切です。

まとめ|身体づくりは体重だけで判断しない

肥満と足裏の感覚低下には関連があり、その感覚の変化が姿勢やバランスに影響する可能性があります。

健康的な身体づくりには、単に体重を減らすだけでなく、身体を安定して動かせる機能を維持することも大切です。

西千葉駅から徒歩3分のパーソナルジム「WELL-BEING」では、一人ひとりの身体の状態に合わせ、筋力だけでなく姿勢や動きにも着目したパーソナルトレーニングを行っています。

千葉市・西千葉周辺でダイエットや姿勢改善、運動習慣づくりをお考えの方は、お気軽にご相談ください。

パーソナルトレーニングスタジオ WELL-BEING

千葉市稲毛区弥生町2-15 高田ビル2階

JR西千葉駅 徒歩3分


参考文献

  1. Wu X, Madigan ML. (2014). Impaired plantar sensitivity among the obese is associated with increased postural sway. Neuroscience Letters, 583, 49–54.
    https://doi.org/10.1016/j.neulet.2014.09.029
  2. Yümin ET, et al. (2016). The effect of age and body mass index on plantar cutaneous sensation in healthy women. Journal of Physical Therapy Science, 28(9), 2587–2595.
    https://doi.org/10.1589/jpts.28.2587
  3. Andreato LV, et al. (2020). The influence of age and overweight or obesity on foot sensitivity and postural control: A systematic review. Australasian Journal on Ageing, 39(3), e251–e258.
    https://doi.org/10.1111/ajag.12782