3月に2日間、4月に2日間の計4日間お休みをいただき、SCMAというコーチングのセミナーに参加してきました。
SCMA(Successful Coaching Method for athlete)
コーチングとは、1997年ごろアメリカから日本に入ってきた、人材開発手法の一つです。特徴的なのは「自発的な」目標達成をサポートすることが目的となっているところです。
例えば、コーチングと対になる言葉としてはティーチングというものがあります。ティーチングでは、教える側が上位の立場となり、指示や命令を出します。対してコーチングとは、立場は平等であり、自身が考え・決めていきます。
例えば、ティーチングでのダイエットは、ジムやトレーナー独自のメソッドがあり、それに沿ってセッションが進んでいきます。一見、やることが明確になり自分で考えずプロが考えたことだからいいものに見えます。
しかし、やってみるとどうでしょう?
「最初は体重もスムーズに落ちたけど、だんだん落ちなくなってきたし、何より好きなものを我慢したり、疲れてても無理やり追い込むトレーニングがきつくなってきた」
なんてことはよくある話で、結局リバウンドという負のループになりやすいです。
コーチングでのダイエットは、「なぜ太ったのか?」を自身で考えてもらうことからスタートします。
「全然運動をしていないから」
「ついつい大盛りにしてしまうから」
「甘いものがやめられないから」
理由は人それぞれです。そしてその中から「自分が今すぐできそうなこと」を一緒に決めていきます。
「駅では階段を使うようにする」
「大盛りをやめて小鉢を追加する」
「甘いものを食べる場合はお菓子以外にする」
これを自分(クライアント)が主になり決めることで、内発的動機付けができます。一見、回りくどくて面倒かもしれませんが、自分が主で進めるということが、今後の健康にもつながっていきます。
今回学んだコーチングは様々な場面で活かせそうです。
言葉を操り、行動を変える。まさにパーソナルトレーニングで必要なことを学べた4日間でした!