もはやダイエットの定番ともいえる糖質制限。
「糖質制限は痩せる!」「いや!糖質制限は危険だ!」
様々な意見がありますが、糖質制限の特徴をまとめました。
・そもそも糖質とは?
糖質とは主に主食に含まれる栄養で、一番小さい形(単糖類)では3種類(グルコース・フルクトース・ガラクトース)に分かれます。
中でもグルコースは体の様々な組織でエネルギーとして利用されます。
「糖質:1g=4kcal」といわれますが、糖の種類が大切です。
・糖質制限で体重が落ちる?
糖質は体内に吸収されると約3倍の水分と結びついて、様々な組織に貯蔵されます。そして、糖質をためるタンクがいっぱいになると脂肪として貯蔵されます。単純に糖質を摂らないようにすれば、体内から水分が減り体重は落ちます。
・していい人/しない方がいい人
仮に糖質を0にしたとします。すると、体内ではエネルギー不足になり、他のものを代謝して補おうとします。代表的なのが、筋肉をアミノ酸に分解し、肝臓でグルコースに変換する「糖新生」という代謝です。よく「お腹が空くと筋肉が分解する」と言われるのはこの糖新生を指します。
糖新生の能力があれば、糖を制限しても大丈夫ということになります。
では、自分には十分な糖新生能力があるのか?一つの指標が血液検査の「空腹時血糖」です。空腹時血糖が適正値(90~100程度)ある場合、糖新生能力があると考えられます。しかし、適正値を下回る場合、糖新生能力が低いと考えられ、糖質制限をしたら体へのダメージ大です。
パーソナルトレーニングでは「個別」でダイエットを考えていきます。
糖質制限に向いている体かどうかだけでなく、生活環境なども考慮しながら一緒に考えましょう!