筋力を上げるために必要なこと

「年齢と共に筋力の衰えを感じる」
だからトレーニングを始めるという方も多いのではないでしょうか?
では筋力が落ちた場合何をすればいいのか。

単純に考えれば筋トレを行って筋肉に刺激を入れようということになると思います。

しかし、体はそんなに単純ではありません。
なぜなら、筋力は脳がコントロールしているからです。
私たちは筋肉があるからといって、その筋肉が力を発揮しているかは別の問題です。

例えば、柔らかいクッションに全力でパンチをしてみてください。
多くの人が力強くパンチ出来ると思います。
では次に、硬い壁や床に向かって思いっきりパンチしてみてください。
先ほどと同じ力でパンチ出来ましたか?多分できなかったと思います。
これは、パンチをしたときに跳ね返ってくる力(反作用力)を、自分の体で吸収しきれない(=拳が壊れる)と脳が判断した結果、持っている筋力をフルに使わなかったということです。

この反作用力の吸収に関わるのが柔軟性です。
柔軟性が高い人は筋力を発揮できると言い換えられます。
冒頭の「筋力が落ちてきた」と感じる多くの人は運動不足だと思います。
その場合、柔軟性や可動域も低下しています。
まずは柔軟性を上げてから筋トレをすると、適切な筋力発揮が出来ます。

「汗をかきたい」「やった感がほしい」など、運動に対しての期待はあると思いますが、自分の体は思っている以上に動きません。

まずは柔軟性や体のコントロールを鍛えましょう!