「夜遅くまでやっているので、仕事の後にも通いやすい!」
こんなジムのクチコミをよく目にします。
でも、夜に運動をするということはデメリットもあります。
・睡眠に悪影響
我々の体には自律神経というものがあります。
自律神経は自分の状態を調整する神経で、交感神経と副交感神経に分かれます。運動をするときなどは覚醒を促す交感神経が優位になり、眠るときなどはリラックスを促す副交感神経が優位になります。
本来、日が沈んだ後は副交感神経が優位になり、眠りの準備をします。しかし、夜にトレーニングをしてしまうと交感神経が優位になり、寝るためのリラックスを妨害してしまいます。
・日によってムラがある
仕事後の体の状態は日々変わります。
比較的仕事がうまくいって調子がいい日もあれば、思わぬトラブルが発生して疲れているときもあります。その状態でトレーニングをすると、集中力や筋出力にムラができ、トレーニングの質が下がります。
・平日は夜しかトレーニングできない場合の対処法
とはいえ、平日は夜しかトレーニング時間が取れない人もいると思います。
そんな方は、
・家で30分程度の軽い運動(ヨガやピラティスなど)を行う
・夕飯後に30分程度散歩をする
激しい運動ではなく、軽い運動を行うことで自律神経を整えることができます。
「トレーニング=激しい運動」ではなく、コツコツと細く長く続けられる運動習慣をつけましょう。