パーソナルトレーニングの値段の差

「前に安さで選んだジムに通ってて後悔しました」
こんな話を聞きました。
では、パーソナルトレーニング提供にはどんな費用がかかるのか?


・固定費

どんな職種でもそうですが、店舗を構えるとなると固定費がかかります。
家賃・水光熱費・通信費・予約/決済システム費などなど。
家賃に関しては立地によってかなり異なるので、都内の駅チカ店舗などはかなり高いと思います。


・広告費

ネット上に広告を出したり、チラシを地域に配ったりする経費。
競合が多ければ多いほど頻度なども多くなります。
検索をかけたときに「スポンサー」という文字が入っているのは、広告費を払っているということです。


・人件費

多くの場合、チェーン展開している小規模のパーソナルジムのトレーナーは、業務委託契約です。つまり、セッションをやった分のみ収入になります。しかも、当然売上をすべてもらえるわけではなく、委託率というのが決まっています。


では、私のジムに通っている方が“失敗した”と感じた、料金が安いジムを考えてみます。
単純に、セッション代が安いということは、トレーナーへの給与は少ないということです。我々トレーナーは、以前のように筋肉のことだけ知っていればどうにかなるという時代ではなくなり、体の知識を常にアップデートし続けなければいけません。
皆さんは、トレーナーなどが受講するセミナーの相場がわかりますか?(笑)
よく驚かれますが、大体「8時間/1日」のセミナーが2日間で10万円ほどです。それを年間に複数受けます。

これは決して安い値段ではありません。
しかも、セミナーを受ける日はお休みをいただくので、売り上げ自体も下がります。何を言いたいか。安い料金には理由があります。安い給料ではなかなかセミナーに参加できません。
ということは、体の知識も偏りが出て、いろいろなニーズに応えられなくなります。

自分の体を見てもらうのに、あなたは何を重視しますか?
安さだけでなく、いろいろなジムを体験してみてください!