とにかく背骨!

ジムに通うきっかけや目的は人それぞれです。
でも、ダイエットでも腰痛改善でも、「動きやすい体づくり」は必須です。
普段運動習慣がなかった人は、自分の体をうまくコントロールできません。「痩せるには筋トレだ!」といっていきなり負荷をかけるから、数週間後には腰が痛くなったり肩が痛くなったりします。

では、どうやったら動きやすい体になるのか。
もちろんいろいろなアプローチがあるし、今の体の状態によっても違うので一概には言えません。
が、体幹部分のトレーニングをすると、ほとんどの場合いい結果が出ます。

その中でも特に背骨が大事です。

背骨は、積み木のように24個の骨が重なっており、S字カーブでクッションの役割も持っています。
この背骨をしなやかに動かすことが、運動の初期にやるべきことです。
普段動かしていない背骨は、正しく積み重なっていなかったり、S字カーブが乱れたりしています。
そのまま運動をすると、脳は余計な力を発揮するよう命令を出すことになり、結果、疲れやすかったり特定の部位に負担がかかったりします。

世界一座っている時間が長いと言われている日本は、背骨ガチガチの方が多いことでしょう。
ハードなウエイトトレーニングは満足感があります。
しかし、その満足感を得るために体を痛めつけてしまっては本末転倒です。
背骨を柔らかく使う運動で代表的なものがピラティスです。
ピラティスが流行っている背景には、座る時間が長すぎるという現代の生活があるのかもしれません。 皆さんも背骨を、横に倒す・丸める・捻るなど、日々動かしてください