体を動かすということは曲を奏でることと似ています。
よく、できない動作や動いているときに痛みを感じると、
「どこが弱いからできないの?」
と質問されます。
「できない=どこかの筋力が弱い」こんな解釈をしている人は、一般の方だけでなくトレーナーにも多いのが現状です。
しかし、体を動かすということは筋肉だけで行っているわけではなく、脳・神経・膜組織・・・いろいろな組織がそれぞれの仕事を的確なタイミングで行っています。
トロンボーンがいて、サックスがいて、パーカッションがいて、それぞれがそれぞれの音を奏でて曲となります。
「どこが弱いからできないの?」
と聞くことは、
「この曲が変なのは誰が悪いの?」
と言っているのと同じです。 動き(曲)を良くしていこうと思ったら、もっと総合的に考えていくことが重要です。
筋トレだけで解決しないことはたくさんあります。
本当に健康で快適に生活をしたいなら、まずは“筋トレ脳”を脱出しましょう。